米徳信一

よねとく・しんいち
YONETOKU, Shinichi

映像メディア

Moving Images

教授

Professor

1999年4月着任
1964年愛知県生まれ
武蔵野美術大学造形学部
視覚伝達デザイン学科卒業

研究テーマ:

映像メディアを中心としたイメージの生成とリテラシー研究。

'90年代前半にアニメーション作品の制作をとおしてイメージと言語の関係を研究。戯曲や文学に題材を求め、言語表現におけるナラティブを映像言語化する方法論を模索した。
成果物としての『n-1』'91年、『ゴドーを待ちながら』'92年、『青い犬の眼』'93年の三作品はいずれもイメージフォーラムにて発表。
その後、マルチメディアソフトの制作に移り、企業との共同制作でCD-ROM作品のディレクションにあたる。
現在はアニメーション、ドキュメンタリー、映画等をベースに、ワークショップ形式も取り入れたメディアリテラシーの研究を行う。

YONETOKU, Shinichi

Professor


The theme of my research is moving image creation and image literacy. Essentially, I believe that the beauty and power of a moving image itself can be perceived without any relationship to the context. What interests me is the power of a single cut in an excellent moving image. This power is different from the story woven by the image and understood verbally by the audience. That is to say, it is a powerful image that lasts in the memory. I study this problem together with my students through moving image production in various genres. In addition, in recent years I have been holding workshops in elementary and junior high schools in an effort to raise image literacy.
『ユーリ・ノルシュテイン/アニメーションワークショップ2006 Vol.1』より抜粋

『ユーリ・ノルシュテイン/アニメーションワークショップ2006 Vol.1』より抜粋


研究概要

映像メディアを中心としたイメージの生成とリテラシー研究をテーマにしている。本来、映像そのものがもつ美と力は、その前後の文脈とは関係なく知覚されると考えている。私にとっての興味は、優れた映像が持つ1カットの力にある。それは映像が紡ぎだす物語を観客が統合し、言葉で理解する関係とは別に存在する。つまり、記憶に残るイメージということである。この問題を学生とさまざまなジャンルの映像制作をとおして研究している。また近年は小中学校でもワークショップを行い、映像に対するリテラシーの向上に努めている。

●ドキュメンタリー制作


『SAKURABI ART PROJECT 2010』記録映像制作、2010年
長野市櫻ヶ岡中学校でのアートプロジェクトを取材し、記録映像(50分)を制作。中学生アートの力と、現場での美術教育の成果を紹介する内容。

『ユーリ・ノルシュテイン/アニメーションワークショップ2006 Vol.1』ビデオ作品、2007年
2006年11月に本学で行われた、ノルシュテイン氏のワークショップをドキュメント。アニメーション制作に必要な思考や技術を解説する内容。

『奄美泥染プロジェクト』ビデオ作品、2007年
奄美地方での1週間の泥染ワークショップ(工芸工業デザイン学科、テキスタイル研究室企画)を約1週間VTR取材・現場編集。同時期に開催された「地域フォーラム2007鹿児島」にて上映。

『奄美泥染プロジェクト』より抜粋

『奄美泥染プロジェクト』より抜粋


●展示・イベント映像制作


『MAU 80th Anniversary video 1929-2009』ハイビジョン作品、2009年
本学の歴史を紹介するVTRを制作。武蔵野美術大学創立80周年記念式典にて上映。

『ENTRANCE ANIMATION』+『VIDEO GUIDE』ビデオ作品、2008年
現代GP『いわむろのみらい 創生プロジェクト』展(リビングデザインセンターOZONE)のための2種類の映像を制作。
現代GP「いわむろのみらい 創生プロジェクト」展

現代GP「いわむろのみらい 創生プロジェクト」展


『田村義也・1962-2003』ビデオ作品、2008年
「背文字が呼んでいる 編集装丁家 田村義也の仕事」展(武蔵野美術大学美術資料図書館)のための展示映像。田村義也の手がけた本1040冊をCGアニメーション化して14本の映像を制作。会期中プロジェクターにて上映。
「背文字が呼んでいる 編集装丁家 田村義也の仕事」展

「背文字が呼んでいる 編集装丁家 田村義也の仕事」展



教育概要


『軒下劇場プロジェクト』2006〜2012年
映像系と空間系(楫義明教授)とのプロジェクト形式の授業。オープンキャンパス時に1号館下に劇場を仮設し、授業成果の発表としてオリジナル戯曲の公演を行う。演技をはじめとし、舞台・衣装・小道具・ポスター・チラシの制作や、照明・音響のコントロールなど、表現とマネジメントと技術のあらゆる面から総合的に学習。

2013129_01.jpg

上:仮設劇場/テアトロノキチッタ
下:第1回〜第7回までの公演タイトルとポスター



●造形ワークショップ

アーツプロジェクト(芸術文化学科のプロジェクト形式授業)として造形ワークショップ(徳島県神山町上分中学校)を芸術文化学科鈴木民保教授と共に実施。1999年〜現在。
2012年8月「kamiyamArt 2012 なぞめき!トキメキ!カミヤマルシェ!!」
2011年8月「kamiyamArt 2011 レッツ モーション アニメーション」
2010年8月「kamiyamArt 2010 ノンストップ!にじむ 五色のなぞ」


●映像ワークショップ

『旅するムサビ・特別便』2010年〜現在
三澤一実教授(本学教職研究室所属)の立ち上げた『旅するムサビ』プロジェクトに協動。プロジェクトの活動内容をビデオで記録・編集して全国の教育関係者に活動報告書と共に広く配付。また、活動の一環として〈映像〉を小中学校の図工に取り入れる試みを推進している。

「映画をつくろう」2010年
東大和第二中学校において美術(3年生選択授業)の授業をゼミ生と担当。10〜12月にかけて全9回の特別授業(映画制作)を行った。授業のドキュメンタリー映像を監修。『旅するムサビ』記録冊子2号にDVDとして添付。

「アニメをつくろう」2010年〜現在
昭島市立共成小学校において6年生児童に映像(アニメーション)授業をゼミ生と実施。以後、毎年ピクシレーション技法を用いたアニメーション制作を行い、制作した作品をDVDに編集収録して児童に配付している。また、2011年授業のドキュメンタリー映像を監修。『旅するムサビ』記録冊子2号にDVDとして添付。なお、2013年は芸術文化学科杉浦ゼミと共同で実施し、同内容で文京区立大塚小学校においても実施した。

「映像研究大作戦」2005年〜2008年
小平市立小平第十三小学校の小学生を対象に3年ゼミ生と実施。アニメーション制作や映像と音を融合させたイベントなどを4年間実施。ドキュメントはDVDにまとめ参加者に配付、学科のウェブサイトにも掲載。
http://apm.musabi.ac.jp/projects/daisakusen/2005/index.html
ページの最初へ