朴亨國

バク・ヒョングク
PARK Hyounggook

日本・東洋美術史、仏教彫刻史、密教図像学

History of Buddhist Sculpture, Esoteric Buddhist Art

教授

Professor

2002年4月着任
1965年韓国・慶尚北道生まれ
名古屋大学大学院
博士後期課程修了
博士(文学)

研究テーマ:

観音の図像学、女神像の形成と展開、韓国の密教美術、東南アジア宗教美術の形成と展開、帝国美術学校の歴史と画風など。

PARK Hyounggook

Professor


Park was born in 1965 in Goryeong-gun, Gyeongbuk, Korea. A graduate of the Department of History in the College of Liberal Arts at Yonsei University, Park completed the Master’s course at Musashino Art University and earned his doctorate at Nagoya University.
His areas of specialization are the history of Buddhist sculpture and the study of esoteric Buddhist iconography.
In addition to numerous academic papers, his major publications include Vairōchanabutsu no zuzōgakuteki kenkyū [Iconographic Research on the Vairochana Buddha] (Hōzōkan, 2001), Kankoku no ukibori keitai no bukkyō shūgō sonzō (shibutsu, godaimyōō, shitennō, hachibushū) ni kansuru sogō chōsa [A Study of Buddhist Images in Relief (Four Buddhas, Five Kings, Four Heavenly Deities, Eight Devas) in Korea] (Scientific Research Grant-in-Aid Report), Karāban tōyō bijutsushi [The Concise History of Oriental Art (In Color)] (Co-author, Bijutsu Shuppan-sha, 2000), Kannon bosatsuzō no seiritsu to tenkai [The Origin and Development of Avalokiteśvara Images] (Co-author, Research Center for Silk Roadology, 2001), and Dainichi nyōrai no sekai [The World of Dainichi Nyorai] (Co-author, Shununsha, 2007).
His work has won awards including the 13th Kokka Award (honorable mention) in 2001 and the 1st Japanese-Korean Buddhist Culture Scholarship Award in 2002.
1965 大韓民国慶尚北道高霊郡生まれ ・・・牛谷・青龍寺・陜川・海印寺・大邱・鳳徳・寿城・大倫・慶信 ・・・1989 ・2延世大学文学部史学科卒業・卒論「高句麗塔婆に関する研究」 1989・2 来日 1990 ・3田邉三郎助先生に出会い、仏教彫刻史を始める 1994 ・3武蔵野美術大学大学院造形学コース修了・ 修論「Vairocana 仏図像に関する一試論」 ・武蔵野美術大学大学院優秀賞 1994・4~1995・3東京大学大学院文学研究科外国人研究員 1995 ・10~愛知県史編纂委員会文化財部会調査員 1995・12「七獅子蓮華座の図像について」(『密教図像』14) 1995・12「韓国・統一新羅時代における石造如来像の流れについて」(『名古屋大学古川総合資料館報告』11)1995・12「双身仏の図像に関する一試論」(『美学美術史研究論集』13) 1996 ・2「統一新羅時代後期の石造毘盧遮那仏坐像に関する研究」(『美術史』139) 1996・4~1998・3日本学術振興会特別研究員 1996・4~1997・3平成八年度文部省科学研究費補助金「アジアにおけるVairocana 仏(盧舎那・毘盧遮那・大日)の図像学的研究」 1996・9「日本における七獅子蓮華座の受容と変容」(『佛教藝術』228) 1996・10~1997・9平成九年度密教図像学会佐和隆研博士学術研究奨励金「日・韓両国に受容された金剛界大日如来像の図像について」 1996・10~2000・12毎日新聞文化センター主任講師(名古屋)1996・12「大邱広域市国立慶北大学博物館にある毘盧遮那仏像たちについて」(『名古屋大学古川総合資料館報告』12) 1997・1 「慶北大学博物館所蔵砂岩造毘盧遮那仏坐像について」(『佛教藝術』230)1997・3「Vairocana 仏の尊格の変化について」(『密教学』32) 1997・4~1998・3平成九年度文部省科学研究費補助金「アジアにおけるVairocana 仏の図像学的研究」 1997・7「エローラ石窟第十一・十二窟について」(『佛教藝術』233) 1997・7「金剛界大日如来と七獅子蓮華座」(『日本の美術374 大日如来』) 1997名古屋市天白区生涯学習センター講師 1997・10『日本美術館』(共著、小学館) 1997・12~2003・3日本国政府アンコール遺跡救済チーム(JSA)美術史班班長 1997・12「いわゆる「人中像」という名称について」(『密教図像』16) 1997・12「インドネシアに現存する金剛界大日如来像について」(『名古屋大学古川総合資料館報告』13)1997・12「統一新羅時代の降魔触地印像の流れについて」(『美学美術史研究論集』15) 1998 ・3名古屋大学大学院文学研究科博士後期課程修了 ・博論『ヴァイローチャナ仏(盧舎那仏・毘盧遮那仏・大日如来)の図像学的研究』 ・博士(文学)学位取得 1998・4~1999・3メトロポリタン東洋美術研究センター研究助成「密教五仏の成立と展開に関する研究」 1998・4~2000・3シルクロード学研究センター課題研究「観音菩薩像の成立と展開―変化観音を中心にインドから日本まで―」(共同研究者) 1998名古屋大学情報文化学部講師 1998・4~2002・3中京大学オープンカレッジ講師 1998・4NHKスペシャル「ブッダ展」図録の図版解説 1998・6~1999・5鹿島美術財団研究助成「八大菩薩の成立と伝播に関する研究」1998・6~1999・5高梨財団調査研究助成「韓国における八部衆の図像的展開に関する研究」(共同研究者) 1998・6「バイヨンの四面塔に関する二・三の考察」(共著、『アンコール遺跡調査報告書1998』) 1998・7「慶州石窟庵の龕内像群に関する一試論」(『佛教藝術』239) 1998・10~2000・9文部省科学研究費補助金「ヴァイローチャナ仏および八大菩薩の図像学的研究」 1998・10~2002・10中部大学非常勤講師1998・10~2000・9日本学術振興会外国人特別研究員 1998・12「韓国の毘盧遮那仏の初期図像とその展開について」(『密教図像』17) 1998・12「中国山西省応県仏宮寺釈迦塔(応県木塔)の塑像群について」(『名古屋大学古川総合資料館報告』14) 1999 ・1『アジア美術史』(共著、京都造形芸術大学通信教育部) 1999・4~2002・3国際日本文化研究センター共同研究員 1999・4 NHK放送『シルクロード 仏像紀行 神秘の微笑みを求めて』日本語版共同監修 1999・8「東大寺大仏造立の思想的背景」(『国宝と歴史の旅1 飛鳥のほとけ天平のほとけ』) 1999・9~2003・12ソウル特別市漢城百済文化祭考証委員 1999・11『中国密教』(共著、春秋社) 1999・11「八大菩薩の図像の成立と伝播に関する研究」(『鹿島美術研究』16) 2000 ・2『カラー版 東洋美術史』(共著、美術出版社) 2000・3「バイヨンの四面塔について」(共著、『1999年第5回バイヨン調査報告書』) 2000・5文部省科学研究費学術図書出版補助金「ヴァイローチャナ仏の図像学的研究」 2000・7~朝日カルチャーセンター講師 2000・8「慶州石窟庵の諸仏像に関する仏教図像学的考察」(新羅文化祭学術発表会論文集第21号『石窟庵の新研究』) 2000・9「大阪金剛寺金堂の金剛界大日・不動・降三世の三尊形式に関する一考察」(『佛教藝術』252) 2000・10「バイヨンを読み取る―アプサラの謎―」(第6回アンコール遺跡保存国際シンポジウム『アンコールの謎 我々は何を保存すべきか』) 2000・12「書評 松長恵史著『インドネシアの密教』(発行 法蔵館)」(『密教学研究』32-2) 2001 ・1「バイヨンを読み取る東洋の巧匠軍団」(『絲綢之路』35) 2001・2『ヴァイローチャナ仏の図像学的研究』(法蔵館)2001・3『インドから中国への仏教美術の伝播と展開に関する研究』(共著、平成10年~12年度科学研究費補助金(国際学術研究)研究成果報告書)2001・3『観音菩薩像の成立と展開―変化観音を中心にインドから日本まで―』(共著、シルクロード学研究センター) 2001・4~2002・3名古屋大学文学部講師 2001・10第13回國華賞(奨励賞) 2001愛知県立芸術大学非常勤講師 2001・12「美術史班のこれまでの調査の経緯と今回の調査の目的」「テラス上の諸堂の性格と巡礼に関する一試論」「バイヨン寺院におけるペディメント彫刻に関する報告I」「バイヨンの観音菩薩について」(『アンコール遺跡調査報告書2001』) 2002 ・4~武蔵野美術大学造形学部助教授 2002・4~2004・3武蔵野美術大学共同研究「白牛会(在東京美術協会)に集う朝鮮からの留学生たち―帝国美術学校の歩みと東アジア美術の動向―」(共同研究者) 2002・5「如意輪観音像の成立と展開」(『佛教藝術』262) 2002・7第1回日韓仏教文化学術賞 2002・10『岩波仏教辞典第二版』(共著) 2002・10「アジアの中のアンコール美術」(JSA News 2002)2002・11「プノンペン国立博物館所蔵金銅造像調査報告」(共著、『アンコール遺跡調査報告書2002』)2002・12「アンコール調査―最大の仏教王「ジャヤヴァルマン七世」ヒンドゥー教から改宗―」(『読売新聞』2002年12月3日夕刊)2003美術史学会査読委員 20034~東京大学東洋文化研究所共同研究員 2003・6カンボジア・バイヨン遺跡展示室常設展示のパネル及び配布資料監修 2003・7「バイヨン修復活動における美術史学―巨大尊顔の新解釈―」(『建築雑誌』118-1507)2003・9「「餓鬼をも救済する観音」の造形的な表現」(『佛教藝術』270) 2003・10「バイヨンの謎を解く―レリーフに刻まれたメッセージ―」(『ナショナルジオグラフィック日本版』10月号)2003・11「バイヨン寺院の内廻廊レリーフに関する覚書」「バイヨンにおける内廻廊レリーフに関する報告Ⅰ」(『アンコール遺跡調査報告書2003』)2003・12「盧舍那仏と毘盧遮那仏の図像」(『東大寺の歴史と教学』) 2004 ・3「クメール最後の大王ジャヤヴァルマンⅦ世の実体」(『美史研ジャーナル』1) 2004・4~文化運動アパッショナール(C.M.A.)共同委員長 2004・4~2005・3平成十六年度財団法人文化財保護・芸術研究助成財団研究助成「バイヨンの修復における美術史的調査」(研究代表者)2004・4~2007・3文部科学省科学研究費補助金「韓国の浮彫形態の仏教集合尊像に関する総合調査」(研究代表者) 2004・5「バイヨン寺院に関する図像学的考察」(『佛教藝術』274)2004・12「中国における騎獅文殊と騎象普賢の成立と一対化過程に関する一試論」(『密教図像』23) 2005 ・1「古代韓国の女神信仰と現存女神像について」(『佛教藝術』278) 2005・6「美術史調査の概要と保存修復への課題」「美術史班の調査活動とその成果―バイヨン寺院に関する美術史学的調査を終えて―」(『バイヨン・マスタープラン』) 2005・8斉藤BAKU写真展「アンコールと生きる」美術史担当実行委員 2005・10「韓国・慶州石窟庵の諸仏像に関する図像学的研究」(『曼荼羅の諸相と文化』、法蔵館)2005・10「韓国における五台山信仰について」(『仏教美術の課題と展開』、法蔵館) 2006 ・6~8国連合同写真展「アンコール遺跡の尊顔」美術史担当実行委員 2006・9~愛知県史編纂委員会文化財部会特別執筆委員 2006「インド・オリッサ地域の八大菩薩の成立と図像展開」(『講座・美術史』26) 2007 ・4~造形学部教授 2007・4「日本の彫刻と建築」「東南アジアの美術」(『東洋美術史』美進社、韓国語) 2007・4~2009・3武蔵野美術大学共同研究「清水多嘉示の美術教育」(共同研究者) 2007・11「韓国の毘盧遮那仏」(『大日如来の世界』春秋社)2007・12「ベトナム・フエ省のチャンパ彫刻」(『汎アジアの仏教美術』中央公論美術出版) 2008 ・3『韓国の浮彫形態の仏教集合尊像(四仏・五大明王・四天王・八部衆)に関する総合調査』(科学研究費補助金研究成果報告書) 2008.4~2012・4科学研究費補助金「美術に即した文化的・国家的自己同一性の追求・形成の研究-東南アジアから全アジアへ」(研究分担者)2008・4~2010・3武蔵野美術大学共同研究「権鎮圭の造形に関する基礎研究―日本・韓国の近代彫刻における権鎮圭の位置付けと日本における再評価の視座構築―」(研究代表者) 2008・5「2005年度インドネシア調査」「2006年度タイ・ラオス・カンボジア補充調査」(科学研究費補助金研究成果報告書『美術に即した文化的・国家的自己同一性の追求・形成の研究-東南アジアから全アジアへ』) 2008・9~造形文化・美学美術史研究室主任教授 2009 ・3「ベトナム・チャーキュウ出土リンガ祭壇基壇部の連続説話場面に対する新解釈」(『佛教藝術』303) 2009・10企画編著『権鎮圭』(展示図録) 2009・10「朝鮮・台湾からの留学生」(『武蔵野美術大学のあゆみ1929-2009』)2009・10「「権鎮圭」展によせて 権鎮圭とモデル、そして作品」(『現代の眼』578) 2010 ・3「我欲「画蛇添足」於「権鎮圭展」」(『美史研ジャーナル』7) 2010・3~2012・11東北亜歴史財団研究事業「東京大学所蔵関野貞資料に関する調査研究」(研究代表者) 2010・5「朝鮮半島の仏教美術」(『漢字文化圏への広がり』佼成出版社) 2010・8中国・遼寧省調査(科研) 2010・9~2011・3東洋大学非常勤講師2010・12台湾調査 2011・1共著『かたちと機能・デザイン事典』(丸善) 2011・3カンボジア・タイ調査(科研) 2011・3~社団法人権鎮圭紀念事業会理事 2011・9「東南アジアの変化観音について」(『東南アジア芸術の再照明』韓国・東洋美術史学会) 2011・9中国山西省(太原、五台山、大同)仏教遺跡調査 2011・10「吐含山石窟の龕室尊像-八大菩薩の形成と配置を中心に-」(『吐含山石窟仏像』韓国仏教美術研究所) 2011・12ベトナム・ハノイ調査 2012 ・1「古代宗教美術の三国流伝」(『SGRAレポート』No.59) 2012・3共著『増補新装 カラー版東洋美術史』(美術出版社) 2012・3ヨーロッパ所在日本・東洋宗教美術品調査(科研) 2012・4~2013・3武蔵野美術大学度共同研究「鋳造仏の技法と荘厳に関する調査研究」(研究代表者) 2012・5「インドにおける八大菩薩の形成とその図像」(『図像学Ⅰ-イメージの成立と伝承』竹林舎) 2012・8内モンゴル調査(科研) 2012・9~2013・3東洋大学非常勤講師 2012・12「新羅華厳宗における造形概念―浮石寺から仏国寺・石窟庵まで―」(『華厳文化の潮流』東大寺) 2012・12 Vairocana Buddha in Korea, Avatamsaka Buddhism in East Asia; Huayan, Kegon, Flower Ornament Buddhism Origins and Adaptation of a Visual Culture, Harrassowitz Verlag・Wiesbaden 2012・12香港、マカオ、ホーチミン調査 2012・12「四聖獣(四獣頭)の伝播と変容」(『密教図像』31) 2013 ・3共著『愛知県史 文化財3 彫刻』 ・・・・・・今後 も、アジア人として、アジア的広い視野に立って、先入観に囚われない自由な視野をもって、アジアの宗教美術作品の制作背景およびその造形的特徴を明らかにしていく。
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