村上博哉 

むらかみ・ひろや
MURAKAMI, Hiroya

西洋美術史(20世紀)

Art history (20th century)

教授

Professor

2021年4月着任
1960年愛媛県生まれ
東京大学大学院人文科学研究科
修士課程修了
学位:修士(文学)

研究テーマ:

西洋20世紀美術史。特に、抽象美術、キュビスム、ダダ、シュルレアリスムなど。

愛知県美術館学芸員・主任学芸員、国立西洋美術館学芸課長・副館長を経て '21年4月より現職。
展覧会企画:「クプカ展」'94年、「没後50年 松本竣介展」'98-99年、「ミロ展 1918-1945」'02年、「スケーエン:デンマークの芸術家村」'17年、「ル・コルビュジエ 絵画から建築へ―ピュリスムの時代」'19年(第14回西洋美術振興財団学術賞)など。
著書・論文:『世界美術大全集西洋編27 ダダとシュルレアリスム』共著 小学館 '96年、「シュルレアリスムと画中画 マックス・エルンストを中心に」『西洋美術研究』3号 三元社 '00年、「自己イメージの弁証法―松本竣介《画家の像》、《立てる像》、《五人》《三人》の解読(上・下)」『美術研究』383・384号 東京文化財研究所 '04年、「『みんな落ちるだろう』-ゴヤにおける墜落のイメージ」『プラド美術館所蔵 ゴヤ 光と影』国立西洋美術館・読売新聞社 '11年、『西洋美術の歴史8 20世紀』共著 中央公論新社 '17年など。
訳書:P. M. ドラン編『セザンヌ回想』共訳 淡交社 '95年、ジェイムズ・クノー編『美術館は誰のものか 美術館と市民の信託』共訳 ブリュッケ '08年など。

MURAKAMI, Hiroya

Professor


After obtaining a master’s degree in art history from the University of Tokyo, worked as curator at the Aichi Prefectural Museum of Art, Nagoya (1988-2006), and subsequently at the National Museum of Western Art, Tokyo, as chief curator (2006-13) and deputy director (2013-21). Specializes in modern art, particularly in early twentieth-century European art. Organized numerous exhibitions including František Kupka (1994), Hans Hartung (1998), Joan Miró: 1918-1945 (2002), Goya: Lights and Shadows. Masterpieces of the Museo del Prado (2011), Skagen: An Artists’ Colony in Denmark (2017), and Le Corbusier and the Age of Purism (2019).

研究概要


1988年から愛知芸術文化センター愛知県美術館の開設準備に携わって以来30年余り、美術館の学芸員を務めました。20世紀以降の日本・西洋の美術を活動対象とする愛知県美術館では、ヨーロッパ近代美術コレクションの形成に関わり、フォーヴィスム、キュビスム、未来派、抽象、ダダ、シュルレアリスムなどの前衛動向を代表する作品の収集を行うほか、フランティシェク・クプカ、ジョアン・ミロ、昭和前期の画家松本竣介などに関する展覧会を企画しています。
2006年から2021年まで勤務した国立西洋美術館では、学芸部門の責任者として館の運営全般とコレクションの管理にあたるとともに、19世紀から20世紀初頭の作品の収集、海外美術館のキュレイターとの共同企画による展覧会の開催、美術館本館の設計者ル・コルビュジエに関する展覧会の企画・実施などに取り組みました。また、並行して2007年から2015年まで全国美術館会議の事務局企画幹事を務め、海外美術展の開催を政府が支援する美術品補償制度の設立や、東日本大震災後の文化財レスキュー事業に携わりました。
美術館での研究対象は西洋近代の絵画が中心でしたが、建築、デザイン、映像を含む造形文化の領域全般において制作の実践と研究・教育を行っている当大学の環境は、大きな刺激を与えてくれます。この環境のもとで自分自身の視野を広めることに努めながら、専門分野の研究と教育に取り組みたいと考えています。



主要著書・展覧会カタログ


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『クプカ展』

(共編著)愛知県美術館ほか・東京新聞、1994年
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『近代美術の100年 愛知県美術館のコレクション』

(編著)愛知県美術館、1998年
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『ミロ展 1918-1945』

(編著)愛知県美術館ほか・中日新聞社、2002年


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『スケーエン:デンマークの芸術家村』

(編著)国立西洋美術館・西洋美術振興財団、2017年
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『西洋美術の歴史8 20世紀』

(共著)中央公論新社、2017年
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『ル・コルビュジエ 絵画から建築へ―ピュリスムの時代』

(編著)国立西洋美術館・東京新聞、2019年




主要論文、調査・活動報告など


  • 「マックス・エルンスト《ポーランドの騎士》」『愛知県美術館研究紀要』3号、愛知県美術館、1996年3月、11-28頁。▶︎https://www-art.aac.pref.aichi.jp/collection/pdf/1995/apmoabulletin1995p11-28.pdf

  • 「写す画家、松本竣介」『没後50年 松本竣介』(展覧会カタログ)、練馬区立美術館他・共同通信社、1998年10月、175-187頁。

  • 「シュルレアリスムと画中画 マックス・エルンストを中心に」『西洋美術研究』3号、三元社、2000年3月、140-158頁。

  • 「自己イメージの弁証法―松本竣介《画家の像》、《立てる像》、《五人》《三人》の解読(上)」『美術研究』383号、東京文化財研究所、2004年8月、34-49頁。▶︎https://tobunken.repo.nii.ac.jp/?action=pages_view_main&active_action=repository_view_main_item_detail&item_id=6124&item_no=1&page_id=13&block_id=21

  • 「自己イメージの弁証法―松本竣介《画家の像》、《立てる像》、《五人》《三人》の解読(下)」『美術研究』384号、東京文化財研究所、2004年11月、18-43頁。▶︎https://tobunken.repo.nii.ac.jp/?action=pages_view_main&active_action=repository_view_main_item_detail&item_id=6128&item_no=1&page_id=13&block_id=21

  • 「新収作品 ジョルジュ・ブラック《静物》」『国立西洋美術館報』44号、国立西洋美術館、2011年3月、11-13頁。▶︎https://nmwa.repo.nii.ac.jp/?action=pages_view_main&active_action=repository_view_main_item_detail&item_id=172&item_no=1&page_id=13&block_id=21

  • 「『みんな落ちるだろう』-ゴヤにおける墜落のイメージ」『プラド美術館所蔵 ゴヤ 光と影』(展覧会カタログ)、国立西洋美術館・読売新聞社、2011年10月、56-63頁。

  • 「ミロの寡黙な絵画」『日仏美術交流シンポジウム シュルレアリスムの時代―越境と混淆の行方』日仏美術学会、2012年6月、89-99頁。

  • 「新収作品 ポール・セザンヌ《ポントワーズの橋と堰》」『国立西洋美術館報』47号、国立西洋美術館、2014年3月、8-11頁。▶︎https://nmwa.repo.nii.ac.jp/?action=pages_view_main&active_action=repository_view_main_item_detail&item_id=29&item_no=1&page_id=13&block_id=21

  • 「事務局担当者から見た全国美術館会議の文化財レスキュー事業」『全国美術館会議 東日本大震災文化財レスキュー事業記録集』、全国美術館会議、2015年3月、34-39頁。▶︎https://www.zenbi.jp/getMemFile.php?file=file-93-17-report_p.pdf

  • 「〈抽象=創造〉とその余波」天野知香編『西洋近代の都市と芸術3 パリⅡ』竹林舎、2015年12月、395-414頁。

  • 「松方コレクションと国立西洋美術館」『松方コレクション展―松方幸次郎 夢の軌跡』(展覧会カタログ)神戸市立博物館・神戸新聞社、2016年9月、208-214頁。

  • 「新収作品 エドガー・ドガ《舞台袖の3人の踊り子》」『国立西洋美術館報』51号、国立西洋美術館、2018年3月、10-12頁。▶︎https://nmwa.repo.nii.ac.jp/?action=pages_view_main&active_action=repository_view_main_item_detail&item_id=743&item_no=1&page_id=13&block_id=21

  • 「ツァラとミロ―芸術の幼年期」『石井コレクション研究7 トリスタン・ツァラ『反頭脳』』、筑波大学芸術系、2020年3月、37-58頁。▶︎https://tsukuba.repo.nii.ac.jp/records/54563#.YHyfEp9xdPY







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