森山明子

もりやま・あきこ
MORIYAMA, Akiko

デザインジャーナリズム(メディア編集術、日本造形論)

Design, Editing, Japanese Design History

教授

Professor

1998年3月着任
1953年新潟県生まれ
東京藝術大学美術学部
芸術学科卒業 

研究テーマ:

デザインジャーナリズムに基づくメディア編集術、近現代日本造形論。

略歴:
'75年に特許庁に入庁して意匠課審査官となり産業財産権に関する審査業務を行なう。財団法人国際デザイン交流協会勤務等を経て、'86年日経マグロウヒル社(現・日経BP社)入社。『日経デザイン』の創刊にかかわり、'88-'93年副編集長、'93-'98年編集長。デザインジャーナリズムを実践。以後、ジャーナリズムの手法で造形作家の評伝を執筆・発刊。アートとデザイン関連の書籍の監修・編集・執筆、新聞・雑誌への寄稿、デザインイベントのパネリストやコーディネーター等を務める。芸術工学会会員。

主な編著書:
『内田繁+松岡正剛が開くーデザイン12の扉』編著書、丸善、'01年。『魔の山 中川幸夫作品集』編集および年譜作成、求龍堂、'03年。『カラー版 日本デザイン史』共同監修・共著、美術出版社、'03年。『まっしぐらの花ー中川幸夫』単著、美術出版社、'05年。『千野共美の花』編集および解説執筆、美術出版社、'06年。『Gマーク大全 グッドデザイン賞の50年』監修および共著、日本産業デザイン振興会編、美術出版社、'07年。展覧会図録『石元泰博[多重露光]』企画・監修・編集および解説「石元泰博という写真家」他執筆、武蔵野美術大学、'09年。『石元泰博ー写真という思考』単著、武蔵野美術大学出版局、'10年。『新井淳一ー布・万華鏡』単著、美学出版、'12年。「デザイン・ジャーナリズム新聞」私家版、'13年。

学会等および社会における主な活動:
NHKハート展詩選考委員('94年-、NHKほか主催)。かわさき産業デザインコンペ審査委員('96年-、'01-'03年度委員長、川崎市)。グッドデザイン賞審査委員('98-'09年、'03-'08年度審査副委員長、'10-年理事、公益財団法人日本産業デザイン振興会)。芸術工学会会員('02年度理事・春期大会実行委員長、'07-'10年度副会長、'11年度-名誉理事)。桑沢デザイン賞選考委員('02年度-、桑沢デザイン研究所同窓会)。東京藝術大学美術学部デザイン学科非常勤講師('03年度-)。光村教科書・高美Ⅰ、Ⅱ、Ⅲ編集委員('04年-、光村図書出版)。公益財団法人三宅一生デザイン文化財団理事('06年度-)。文部科学省芸術選奨推薦人('09-'11年度、文部科学省)。放送大学「産業とデザイン」客員教授('10年度-)。石元泰博写真作品等利活用検討専門家委員会委員('12年-、高知県)。

講演・シンポジウム等:
青山ブックセンター・トークショー「写真と写真集の理想」司会、'10年5月29日。高知県立美術館「写真家・石元泰博の眼ー桂、伊勢」スペシャル・トーク司会、'11年10月30日。世田谷美術館・美術大学レクチャー「中川幸夫」、'12年10月23日。芸術工学会秋期大会企画セッション「日本のデザイン教育の歴史と未来」司会、'12年12月8日。初台オペラシティアートギャラリー「新井淳一の布ー伝統と創生」対談、'13年2月17日。浜松市美術館「柳澤紀子展ー転生の渚ー」記念対談、'13年2月23日。

展覧会:
「本と知と美の領域vol.2ー森山明子の仕事」、'13年3月20日-4月15日、デザインギャラリー1953、日本デザインコミッティー。会期中にデザインサロントーク(3月29日、4月6日)3回開催。

MORIYAMA, Akiko

Professor


My specialty is design journalism. My main publications includeNihon dezain-shi ( “The Concise History of Japanese Modern Design” co-supervisor and co-author with Akiko Takehara; Bijutsu Shuppansha, 2003); G-mark Taizen ( “Complete Collection of the G-Mark System” supervisor and co-author; Japan Institute of Design Promotion and Bijutsu Shuppansha, 2007); Yukio Nakagawa: Masshigura no Hana ( “Yukio Nakagawa: An Artist Who Devoted His Life to Flowers” author; Bijutsu Shuppansha, 2005); Yasuhiro Ishimoto: Shashin toiu Shiko (“Yasuhiro Ishimoto: Beyond the Eye that Shapes ”author; Musashino Art University Press, 2010); and Junichi Arai: Nuno-Mangekyo ( “Junichi Arai: The Dream Weaver” author; Bigaku Shuppan, 2012).
2013125_01n.jpg

写真:佐治康生

『新井淳一ー布・万華鏡』

造本:杉浦康平・佐藤篤司、A5判328ページ、美学出版、2012年(単著)
新井淳一初の評伝。1980年代の日本のファッションの世界的評価に貢献した「世界的桐生人」新井には、ファッションの伴走者、テクノロジスト、染織蒐集研究家、教育者、エッセイストという5つの顔が矛盾なく同居している。また、布の歴史は人類の歴史と伴走するほどに長い。新井の創作と思考を追うことで、「産業の側面が強く、歴史が浅いデザイン」という通念を二重に覆すことを意図した。

『まっしぐらの花ー中川幸夫』

造本:杉浦康平ほか、A5判396ページ、美術出版社、2005年(単著)
中川幸夫初の評伝。中川幸夫の創造をアートとデザインの両方にかかわる造形の問題として扱い、植物をおもな素材とするいけ花論を造形論一般に資するものとするよう意図している。1918年生まれの中川は、制作日誌というべき1967年以降の未発表の手帳を残しており、それらを精査し読解することで作品創造の現場を再現し、そのことによって造形論であると同時に、作品論であり作家論であることを目指した。

『石元泰博ー写真という思考』

造本:杉浦康平・佐藤篤司、A5判324ページ、武蔵野美術大学出版局、2010年(単著)
石元泰博初の評伝。高知よりの農業移民の子として1921年にサンフランシスコに生まれた石元は、日系人収容所を経験した後、シカゴの通称ニューバウハウスで写真教育を受けた。特異な経歴をもつ石元の写真の思考を、取材、作品、テキストによって明らかにしようとするもの。学生時代のシカゴの写真、代表作『桂』から2004年刊の『刻』、半世紀におよぶカラー多重露光写真までを扱う。



『カラー版 日本デザイン史』

『カラー版 日本デザイン史』

竹原あき子と共同監修、共同執筆、デザイン:中垣信夫ほか、A5判192ページ、美術出版社、2003年

『カラー版 日本デザイン史』

美術出版社の「カラー版」シリーズに1995年に加わった『世界デザイン史』の姉妹編として企画したものである。編集方針としては、デザイン運動史にとどまらない、産業社会史、生活文化史的側面からの記述を加え、プロダクトを主軸に据えつつも現在成立しているデザインの各ジャンルをカバーすることとした。序章には「デザイン日本の源流」を設け、巻末に「日本のデザインをつくった108人」「日本デザイン史年表」を付した。執筆担当は第2章「産業工芸と商業美術の時代」。




『Gマーク大全 グッドデザイン賞の50年』

『Gマーク大全 グッドデザイン賞の50年』

監修・共同執筆、デザイン:工藤強勝、A4判236ページ、日本デザイン振興会・美術出版社、2007年

『Gマーク大全 グッドデザイン賞の50年』

グッドデザイン賞が創設50年を迎えた2006年、記念事業としての展覧会および記念本の監修を担当。本書は2006年から翌年にかけて全国を巡回した「100のデザイン、100の物語」、8回のシンポジウムを元にした「証言——グッドデザインの半世紀」を軸とし、「Gマーク制度・主要文献集成」「Gマーク制度年表」を付した4章構成とした。通商産業省主催から日本産業デザイン振興会(現・日本デザイン振興会)へと民営化された制度を多面的に捉えようとしたもの。



教育について


主な担当科目

編集工学(2000-03年度)、デザイン環境論(2002-06年度)、デザイン・マネージメント(芸術文化学科、2002年度-)、デザイン情報学演習b/プリントメディア編集基礎Ⅰ、Ⅱ(2004年度-)、情報表現研究Ⅲ-C/雑誌をつくる(2004年度-)、プリントメディア研究(2005年度-)、デザイン情報学特論Ⅰ(2004-05年度、大学院1年生対象)、デザイン情報学総合演習Ⅰ、Ⅱ(2004年度-)、日本デザイン史(2007年度-)。

指導学生の主な卒業研究・修士論文 

「Typenaut(タイプノート):書籍形成の研究と実践」酒本康平(2002年度卒)。「かなのかたち」鈴木智美、「年中行事御案内便」布施奈央子、「THE AWA-DANCE FILLED IN THE TOWN」田村保寿(2004年度卒)。「多川精一のグラフィズム」永井翔(2005年度卒)。「One vol.room:一冊の部屋」小室良太(2006年度卒)。「デザインにおける綜合化の変遷」江島快仁(2006年度修了)。「平成江戸文字紀行」河原なぎさ(2007年度卒)。「ペルーキャラクターブックス」岩田恵、「なぜ日本で若手の写実派イラストレーターが育たないのか」加賀谷麗美(2008年度卒)。「野鳥書体」侭田潤、「にわはく」本康圭治(2009年度卒)。「ラッシュアワーの教科書」高山優子(2010年度卒)。「玉響—木戸泉酒造とともに—」荘司たまみ、「知らなきゃ損する! 名作民話40選」加藤友季子(2011年度卒)。「鷽の実」西田早織、「SLEEP, STYLE, SCOPE」高橋純(2012年度卒)。

ページの最初へ