源愛日児

みなもと・あいひこ
MINAMOTO, Aihiko

建築構法計画

Architectural Design, Building Construction

教授

Professor

1984年4月着任
1951年京都府生まれ
東京大学大学院工学系研究科
博士課程単位取得満期退学
工学博士(東京大学)

研究テーマ:

建築をめぐる諸概念の研究。

http://www.arc.musabi.ac.jp/
s_minamoto.html

MINAMOTO, Aihiko

Professor


I teach seminar courses on architectural design and lecture courses on building construction methods, as well as providing research and design guidance to senior year and graduate students. As a researcher, I focus on the following aspects of the wooden architecture of Japan: 1) historical changes in joining techniques (joinery) from ancient times to the early modern era; 2) framing, particularly types of historical framing and the modernization of post-and-beam construction; and 3) historical architectural terminology. As an architect, I am interested in rethinking the shape, function, and significance of building elements, particularly in relation to the various phenomena generated at boundaries. As an educator, I strive to guide students to discover their own architectural themes, to understand these themes in relative terms, and to seek out ways to realize these themes in works of architecture.

制作

建築やその空間が、概念(内部)として固着化することを退け、感覚的質にとどめる設計方法の模索。ビルディングエレメントの形式、機能、意味の再考、特に境界に生じるさまざまな現象との関係からの再考。

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暮坂の山荘 −換喩的に−(左上) house KM –表面について−(左下)
house MK –線と囲いについて−(右) 写真:鈴木悠
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研究

日本の歴史的木造建築構法の研究


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接合技法の研究 日本の歴史的木造建築の継手仕口という接合部の形を工匠達がデザインする設計方法(設計の参照概念)について、共時的解釈をベースにしつつ歴史的に辿る研究。

「ジョイント」『現代建築の発想』所収、丸善、1989年
『在来構法の研究−木造の継手仕口について−』住宅総合研究財団、1993年(共著)
「継手、仕口の生成と展開」『漢字と建築』所収、INAX出版、2003年
『飛騨古川町タウントレイル2』(イラスト:槌屋保秀)飛騨の匠文化館、2006年
「歴史の中の継手仕口」『木組み・継手と組手の技法』所収、誠文堂新光社、
2011年


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架構の研究 近世民家に固有な部材とされてきた指鴨居、指梁などの指物を、中世寺院など含めるより広い研究の枠組から再検討する研究。現代の在来木造構法の成立過程に関する研究。

「軸部構造の変遷をたどる」『地震に強い[木造住宅]の設計マニュアル』
所収、建築知識、1996年
『指物(指付け技法)の変遷過程と歴史的木造架構の類型化に関する研究』
科研費研究成果報告書、2005年(研究代表、共著)
『木造軸組構法の近代化』中央公論美術出版社、2009年



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建築用語の研究 日本の建築用語の成立、語義の変遷など、歴史的に捉える基礎的研究。

「近世ならび近代初期の建築用語に関する基礎的研究」
『住宅総合研究財団研究年報No.29』2003年(研究代表、共著)
本田博太郎、稲垣栄三編集代表『中村達太郎 日本建築辞彙[新訂]』
中央公論美術出版、2011年(共編・共著)






スタジオ活動

3年設計課題ならび4年、大学院での制作・研究の指導、セミナー形式でのディスカッション、共同制作、研究。古建築の調査、町並の調査、「連家(れんか)」制作、コンペティションなど。

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連家は連歌のように、一部を残し新たな部分を加えて起きる家の変容を繰り返して行く、複数の参加者による遊び。換喩的デザインの演習。



課題と学生作品

学生たちが自身の建築的テーマを発見し、そのテーマを相対化して捉え、そのテーマを実体化する方法を模索すること、その出発へと促し、刺激となる課題をめざしている。

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歴史的に考える

「川越 歴史的地区の保存と活用」
歴史的都市は経済、社会、文化的環境の変化に対し、古いものを生かして変容を重ねてきた。この歴史的変容を設計方法とする試み。

設計:小名秀幸・山下久美子
共同出題:祐乗坊進・大嶋信道
発表:川越での公開展示、『ランドスケープデザインNo.38』
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方法的に考える

「空間の組積造 ―身体と建築―」
活動、行為を機能として抽象化せずに、それらの具体的な展開として建築を設計する。その方法として、増築的方法を試みた。

設計:本田広
共同出題:小宮山昭・福原哲郎
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ディテールから考える

「開かれた家」
空間を分節し繋ぐ仕切・境界のディテール設計(1/1〜1/10)を含む住宅課題。写真作品はスロープと子供室を境界付ける家具的な間仕切り。

設計:立川玲香
共同出題:岩城快允・横畠啓介・小宮功・小池ひろの・横田典雄
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実作で考える

「キャンパスへのタッチ」
ムサビキャンパスにS・M・L 3つの映像スクリーンを設計、Mを実作。新しい感覚的質を求め、筆致、語法に該当するものを考え、制作する。

制作:片平圭衣子(上)、瀬山葉子(下)
共同出題:中尾寛、 TA:二藤部知哉

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