小薮大輔

こやぶ・だいすけ
KOYABU, Daisuke

比較解剖学、博物館学、美術解剖学

Comparative Anatomy, Natural History, Artistic Anatomy

准教授

Associate Professor

2018年4月着任
1981年大阪府生まれ
東京大学大学院理学系研究科
博士課程修了 博士(理学)

研究テーマ:

ヒトを含む哺乳類における身体構造の多様性の進化史についての博物学的研究を行っている。

経歴:
'08- '11年 東京大学総合研究博物館 日本学術振興会特別研究員DC1
'11年 京都大学総合博物館 日本学術振興会特別研究員PD
'11- '13年 スイス連邦・チューリッヒ大学古生物学博物館 日本学術振興会特別研究員PD
'13- '18年 東京大学総合研究博物館 特任助教

主な受賞歴:
'12年 日本哺乳類学会 奨励賞
'13年 ドイツ哺乳類学会 若手科学者奨励賞(Fritz-Frank Award)
'13年 井上科学振興財団 井上研究奨励賞
'14年 日本科学協会 笹川科学研究奨励賞
'14年 日本進化学会 研究奨励賞
'16年 文部科学大臣表彰 若手科学者賞

▶︎小薮大輔 哺乳類の頭部進化研究
▶︎Daisuke Koyabu Google Scholar

KOYABU, Daisuke

Associate Professor


Comparative anatomy and evolutionary biology is my background. For undergraduate art students, I teach comparative anatomy of mammals including humans. My research group works on various aspects of evolutionary embryology of the mammalian cranium and investigates the developmental changes behind morphological diversity and the common patterns across mammals.
Keywords: Homology, Heterochrony, Heterotopy, Modularity, Genes, Musculoskeletal system, Chondrocranium.

研究概要・教育概要

本学造形学部では造形美術家のための人体解剖学と動物解剖学の指導を行っている。
これまで東京大学総合研究博物館、京都大学総合博物館、スイス・チューリッヒ大学古生物学博物館といった研究型博物館で動物標本を用いた研究およびキュレーティングに10年間従事してきた。現在はベトナムを中心とした亜熱帯域でフィールドワークを行い、自然史資料の蓄積に努めている。派手さのない、地味で認知の低い動物であっても丁寧に調べて、動物形態の多様性と法則性についての新しい知見をつむいでいきたいと考えている。

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哺乳類の胎子期における発生成長の多様性と進化

上:モグラの胎児期発生過程
左:モグラの胎児の透明二重染色標本
中:ヤチネズミの胎児の透明二重染色標本
右:ツコツコの胎児の透明二重染色標本
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コウモリのエコロケーション関連形質の比較解剖学と進化発生学

左:コウモリの胎児の発生過程
右:コウモリの胎児

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哺乳類における聴覚器官の発生と進化

左:無盲腸目(旧食虫類)における耳小骨形態の系統進化
右:キクガシラコウモリにおける蝸牛発生過程
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主な論文

1. Nojiri, T., Werneburg, I., Son, N.T., Tu, V.T., Sasaki, T., Maekawa, Y., Koyabu, D. Prenatal cranial bone development of Thomas’s horseshoe bat (Rhinolophus thomasi): with special reference to petrosal morphology. Journal of Morphology (2018).
2. Koyabu, D. 3D atlas and comparative osteology of the middle ear ossicles among Eulipotyphla (Mammalia, Placentalia). Morphomuseum 3 (2)-e3 (2017).
3. Koyabu, D., Werneburg, I., Morimoto, N., Zollikofer, C.P.E., Forasiepi, A.M., Endo, H., Kimura, J., Ohdachi, S.D., Son, N.T., Sánchez-Villagra, M.R. Mammalian skull heterochrony reveals modular evolution and a link between cranial development and brain size. Nature Communications 5: 365 (2014).
4. Koyabu, D., Maier, W., Sánchez-Villagra, M.R. Paleontological and developmental evidence resolve the homology and dual embryonic origin of a mammalian skull bone, the interparietal. PNAS 109 (35): 14075-14080 (2012).
5. Koyabu, D., Endo, H., Mitgutsch, C., Suwa, G., Catania, K.C., Zollikofer, C.P.E, Oda, S., Koyasu, K., Ando, A., Sánchez-Villagra, M.R. Heterochrony and developmental modularity of cranial osteogenesis in lipotyphlan mammals. EvoDevo 2: 21 (2011).


企画展示制作

2016年東京大学総合研究博物館 常設展「知の回廊」
2016年東京大学総合研究博物館小石川分館 常設展「建築博物誌/アーキテクトニカ」
2015年日本進化学会中央大学大会 モバイルミュージアム「マクロ先端的博物学の世界の創生」
2014年大槌町教育委員会・東京大学総合研究博物館共催 先端科学でふれあうハンズオン・ギャラリ一@東大 「三陸地方のさまざまな脊椎動物の骨と生き様」
2014年大槌町教育委員会・東京大学総合研究博物館共催 先端科学でふれあうハンズオン・ギャラリ一@大槌 「三陸地方のさまざまな脊椎動物の骨と生き様」
2014年大槌町教育委員会・東京大学総合研究博物館共催 岩手県大槌町中央公民館 「東大教室@大槌 第10回 骨の教室 -イルカが辿った進化の歴史」
2012年チューリッヒ大学古生物学博物館 「The Long Night of Museums」
2009年東京大学総合研究博物館 特別展「命の認識」
2008年東京大学総合研究博物館 UMUTアラカルト展 「イノシシ、かく生きる」
2007年名古屋市科学館 特別展「脳!内なる不思議の世界へ」
2007年京都大学時計台記念館 霊長類研究所40周年記念展示「霊長類研究所の現在、過去、そして未来」


キュレーティング活動

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