小井土滿

こいど・みつる
KOIDO, Mitsuru

金属造形

Metalwork

工芸工業デザイン学科

教授

Professor

1985年4月着任
1947年東京都生まれ
武蔵野美術大学造形学部
産業デザイン学科
工芸工業デザイン専攻卒業

研究テーマ:

金属造形における鉄鍛造の可能性について。蝋型鋳物における精密鋳造について。

'74年「第11回毎日現代美術展」「第6回宇部野外彫刻展優秀模型展」出品。'75年SIENA(イタリア)特別美術セミナー招待。'76年「第31回行動美術展」(初出品)以後毎年出品。'78年第1回個展(ときわ画廊)。'79年ユーゴスラビア「FORMA PRIMA」国際彫刻シンポジウム参加。'81年「第15回文化庁選抜現代美術展」「第9回宇部野外彫刻展優秀模型展」、'85年「行動美術新人選抜展」(紀伊國屋画廊)出品。'86年第41回行動美術展行動美術賞受賞。'87年行動美術協会会員、第7回「自然・ひと・対話展」(玉川高島屋ショッピングセンター)出品。'89年「第6回ヘンリー・ムーア大賞展優秀模型展」「第4回国民文化祭さいたま89展」、'90年「第2回日の出町芸術展」(〜96年迄開催、日の出町主催)出品。'91年第2回個展、'93年第4回個展(ギャラリー山口)。'95年「福生市環境彫刻コンクール展」最優秀賞受賞。'02年第5回個展(ギャラリー4GATS)。'06年「向井良吉と六人展」(新宿紀伊國屋画廊企画)。'08年第3回「紙と鉄」(二人展、ギャラリートーニチ企画)、中国上海市彫塑芸術中心(sculpture space)「日本現代彫塑展」Shengling Gallery Open 企画展。
ナガルコットの霧の流れへⅡ

ナガルコットの霧の流れへⅡ

鉄鍛造 H210×W200×L150cm 2008年

カイラス山の麓から上へⅡ

カイラス山の麓から上へⅡ

鉄鍛造 H150×W150×L110cm 2007年
ファラオの昼寝

ファラオの昼寝

ステンレス鍛造 H320×W80×L80cm 2006年


ナガルコットの嶺峰に吹く風にⅡ

ナガルコットの嶺峰に吹く風にⅡ

鉄鍛造 H190×W170×L110cm 2006年


近年は金属造形という領域で表現活動をしている。普段の制作にはもちろんイメージが先行するが、金属素材からの視点に比重を置き独自の表現に結び付けたいとも考えている。
特に鉄素材は自己の表現の為には必要な手応えのある硬度と適度な質感があり、しかも火造りの工程を通過すると黒さの中にも何とも言えない複雑な表情が出てきて私を魅了してやまない。加工変化していく表情が豊かな上、構造的機能性と強靱さも合わせ持っている。自分にとっての「情報としての空間」を支えうる自在さが秘められている。
鉄鍛造による表現領域にいたる経緯を思い起こすと何らかの親しみを持って素材に接しながら表現して来ている自分がいる事にふっと思い当った。幼い頃から日本画の家庭環境のもとで色々と教えられて育ったことも一因としてあるかも知れない。水墨画の世界などは特に好きで、かつて見た長谷川等伯の作品には今でも感動させられるし、その無限の空間は見る者の感性の幅を広げてくれる。
最近は自然の風景で心に残るものやとくに風や雲の動きなどが時間軸で重なり合う空気の流れみたいなものを肌で感じた時、自分として何を汲み取りどう表現することが出来るのかを考え始めている。
自然を見るとはどう言う事なのかである。そのことを探りながら造形の在り方を追求し深めたくなった。またその追求過程も作品のテーマとなっている。 ページの最初へ